今朝は朝4時からこんな資料を読んでいました
ネットにロシア財務省が1-2週間おきに実施するロシア連邦債の入札結果のデータが流れてきて、経済には詳しくありませんが数字の羅列を1時間ほど眺めていました。
直近だと8月28日に入札が実施され、15年債で利率が16.16%。これは2002年以来の高金利であるとか。
ちなみに2002年のロシアを調べると、チェチェン紛争真っただ中で、モスクワで劇場占拠事件があった年。その時以来の高金利=ロシア国債が売れない=ロシアという国が借金しにくい状況,,,ということのようです。
しかも22年ぶりの高金利なのにというか、売れないから高金利にせざるを得ないわけですが、8月28日の入札では1兆ルーブル(約1兆6千億円)相当を売り出したにもかかわらず、取引成立したのは600億ルーブル(約1000億円)だったようです。
ロシア連邦債の今年の売り出し目標は4トリオンルーブル=4兆ルーブル=約6兆円
なお第2四半期末までの売り上げ目標は1兆8千億ルーブルであったのに対して、売り上げ実績は1兆3千億ルーブル。達成率73%。
第3四半期はあと9月1カ月間ですが、
目標は2兆8千億ルーブルに対して現状1兆8千億ルーブル
1か月間で1兆ルーブル売れないと年度目標に追いつきません。
連邦債が売れなければ国家として金がなくなるわけで、過去に溜め込んだ基金を取り崩すか、戦争に特化している今、医療とか教育などの公共サービスを切り詰めていくかなんでしょうね、、、
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ちなみに債券金利が上がるということは株価が下がるということ
ロシア株式市場では過去6年間の上昇幅を失ったようです。
ロシアはインフレが激しい国です。インフレがあれば株価も自動的に上がりますので、インフレを除いた実質の株価だと10年とかそれ以上昔の株価水準まで下がったことになるのでしょう。
今後中央銀行が目標金利をさらに引き上げるとの観測がありますので、今後もドンドンと株価は下がっていくのでしょう。
どこまで我関せずのロシアの富裕層たちが黙っていられるか、、、ですね。
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