一瞬、熱帯収束帯が消える
台風がフィリピン付近にあった時の天気図
タイ中北部を横断する形で赤い2本の線が書かれています。熱帯収束帯です。
インド大陸にL:低気圧があり、これが熱帯収束帯に沿ってタイ上空を通過して、タイに大雨が降るという構図です。
上図ではベトナム海岸側にもLがありますが、これは熱帯収束帯に沿って南シナ海に達したものです。
興味深かったのは、熱帯収束帯に沿って低気圧は西から東に移動し、台風はそのすぐ北側を東から西に移動するわけで、実際にそんなことがあるのだろうか?ということ、
ベトナム東岸に達した台風が、インドシナ半島に上陸しようとしている図。
タイ上空にあった熱帯収束帯が消えています。
熱帯収束帯上を移動するのも低気圧、台風も低気圧ですので、刺し違えたら勢力の強い台風が勝ち、一瞬、熱帯収束帯が消えた感じです。
熱帯収束帯は地球規模の大気の流れなので、また復活するのでしょう。
実際、インド東岸には低気圧が溜まってきていますので、これが東に動き出すタイミングを見計らっているかのようです。
熱帯収束帯が従前の通りにタイ中北部に形成されるのか、タイ北部にある高気圧が張り出してきて、以前より南の方に形成されるのか、、、天気が回復する方向になってほしいものと注視しているところです
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