タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

人のことをむやみと信じないアマノジャク

 私、実は別のブログサイトで、天文の話題に特化したブログをやっています。
 天文機材とか、天体観察で撮影した写真などを投稿しています。


 私自身、天文を始めて50年近く経っているのですが、社会人時代が中抜けていて、かつリタイヤしてから天文を再開したわけでもなく、最新の天文事情については3年程度の経験しかありません


 フォローしてくれる人がいて、私がやっていることが随分と危なっかしく見えるらしく、熱心に忠告してくれる人がいます。世の中教えたがり屋の人は多いわけです。


① 望遠鏡のホッカイロ巻き


 ある人が
 ・望遠鏡にホッカイロを巻くなんてとんでもない
 ・カイロが固結して反応しない事例が山ほど報告されている
 ・アナタは調べたことがあるんですか?


 最後だけ余計なんですけども。


 一応ブログでコメントを頂いたので、「ご助言ありがとうございました、調べてみます」と返信したところ。


 調べてみると、カイロが反応しない理由として、
 ①カイロには材料として「水」があり、寒すぎると水が氷結して反応しない
 ②ウィンドブレーカーなど目が詰まった布地だと酸素が供給されず反応が止まる
 の2点が出てきました。


 ①については、氷点下になる日本ならあり得ますが、タイは熱帯なので寒いとっても10℃程度であり、ホッカイロ内の水分が氷結することはない
 ②については、カイロを収納する帯では通気性を確保する


 今回の指摘で②が知見として残ったわけで有難いことだったのですが、自分の限られた知識をよく吟味せずに押し付けるのはいかがなものか、、、


② 最近の赤道儀は横転しやすい
 ある人が、
 ・あなたの使っている望遠鏡は転倒する恐れがある
 ・私はバランスウェイトを新たに追加した(あなたもそうすべき)
 ・私は三脚をどっしりしたものに買い替えた(あなたも買い替えるべき)


 たしかに、最近は三脚にファイバー製の軽量三脚が幅を利かせており、また赤道儀も従前は15㎏-20kgという重量級が多かったものが、私の赤道儀だと5㎏で軽量化しており、土台部分が軽いので重い鏡筒を載せるとバランスを崩しやすいわけです。


 そしてその方のブログを読むと、悪戦苦闘している記事がありました,,,でもよく読むと条件が違うでしょ、、、と。
 私は社会人時代、「構造物屋さん」だったので構造物のバランスについては計算できます,,,私の望遠鏡は転倒しないし、助言者の望遠鏡はトップヘビーで転倒しやすいというだけのことでした。


+++
 天文学は化学と物理学の世界でいわゆる理系なのですが、条件を整理して理詰めに考えていきます。
 その人自身はいろいろと勉強をして「こうあるべきだ」という信念があるのでしょうが、前提が違うと結論は違うわけです。


 まあ、私が人の言うことを軽々に信じないアマノジャクというだけかもしれませんが。