サパーンワーノン アユタヤのレンガ積みアーチ橋
じっくり見ると端正な橋です
アユタヤはアユタヤ島という方が正確で、川の中州にある島に作られた街です
街を取り囲む川から水路を引き入れて、そこに商人たちが住んだようです
この辺りはアラビア系の商人たちが住んでいた町で、水路に架かる橋もアラビア風です。
いわゆるアーチ橋ですが、アーチの作り方にはローマ風とインド風があって、タイはインド文化の影響を受けているので、ほとんどがインド風のアーチです。
あくまでも「私調べ」ですが、ローマ風アーチはこのほかに一か所、小さな祠で使われているだけです。
この橋はアラビア人が作った?ということか、ローマ風のアーチになっています
橋の奥には建物が建っていてもはや水路はなく、遺跡公園として整備されています
レンガは石灰に砂を混ぜたもので接着されていて、これはタイではごく普通の作り方です
ちょっと解せないのが、アーチ橋の表面が削られていない点。
車が通れば車輪の痕が溝になるでしょうし、人が歩いてもレンガがすり減るはずなんですが。かといって、再建された橋でもなさそうなので、なんでだろうなあ、、、
ちょっと見ずらいですけどね
アーチの頂点で上凸、橋詰に向かって下凸に仕上げています。
実はこの橋をよく見ると、手前側が壊れて橋が短くなっています。
奥側の方が、きれいに原型が残っています。
この辺を見て考えると、仮に再建されたとすれば左右均等に復元するよな、、、と思うわけです。
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