警察不信
タイ北部ターク県でのこと。
タイの行政組織は県の下に郡があり、その長である郡長は政府が任命します。
ですから地方自治はなく、中央直轄=王政下に組み込まれています。
郡長の補佐役である副郡長は郡長が指名しますので、日本でいえば市長は国が任命。
以下の部長課長は市長が任命するという感じになります。
その副郡長(=副市長)が自動車で運転中に2人乗りオートバイをはねて、
17歳の少年+少女が死亡
事故後の呼気検査で飲酒運転が判明
付近住民が怒って警察に押しかけ、
「警察が被疑者を逃がすのではないか」と、
茣蓙を敷いて寝ずの番をしているとのこと
タイは多民族国家で、バンコクでも多くの民族が集住していますが、基本的にお金を持っている中国系が仕切っていて、少数民族とは棲み分けて生活しています。
タークは山一つ越えるとビルマがあり、住民の多くは山岳系の少数民族です。
そこに中央に任命された郡長がやってきて、ガシガシやっているのでしょう、、、
警察も基本的には中央直轄なので、郡役所なり警察はグル,,,と押し測って。
タイには3000を越える郡があり、バンコク周辺の郡は有力官僚が派遣されますが、地方タークのさらに田舎の郡だと、基本的には地元の有力者系が選ばれているように見えます。
経済的に裕福であり地元政治的に力があり、身内の不祥事を今までも様々もみ消していたのでしょうかね、、、
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