何となくパタヤに住んでいるとビルマは山の向こうというイメージがありますが、タイ南部では海路を挟んで対岸にビルマがあるという地理的状況で、ビルマ軍によるタイ漁船の拿捕が繰り返されています。

　またこちらは山のビルマとの争い。
　ビルマは政府軍と、各地域での反政府軍が入り乱れていて、上記の記事ではシャン軍、ワ州連合軍なるビルマ地域軍隊の名前が出てきて、それらがタイが実効支配する地域を奪還しようとしているという記事。

　山岳部の国境線は結構いい加減に線が引かれていて、一応、国境条約で座標まで確定できるのですが、昔の測量の精度が粗く、条約添付の地図で国境を再現すると、実際の地形と出入りがあって、「ここは俺たちの国だ」と互いに主張し合っています。