ハヤブサとインコ
ハヤブサは猛禽類と言われ、鳥類図鑑ではワシタカの次に並んでいます。
猛禽類はワシとかタカという名前になりますが、「科」としてはタカ科でワシとタカの分類上での明確な区分はありません。
単に呼びならわしが異なっているということです。
実際に、ワシやタカという名前のついていないトビとかミサゴなどもいますし、これは英語圏でも同様です。
ハヤブサはタカ目になります。タカ科には含まれないが、タカ目という上位の区分では同じ仲間ということになります。
ハヤブサは街の中に住むこともある猛禽類ですが、パタヤ市内にはいず私自身観たのは数回しかありません。
このハヤブサの図鑑を見て、実のところちょっとした違和感を感じていました。
「なんか違うよな、、、」と。
東京国立科学博物館の館長さんである篠田謙一氏のYoutube動画を視聴していたところ、
https://www.youtube.com/watch?v=yxFnu9-KcP0
・遺伝子ゲノムを解析すると、ハヤブサはワシタカの仲間ではなくインコの仲間である
・動物を狩るという食性を元に猛禽類に分類されていたが、今では分類が見直されている
とのこと。
DNAを分析すると祖先のことがわかるわけですが、動物の死後に腐敗するなどして情報が失われます。
ここで、遺伝子とゲノムという言葉があります。
違いを簡単にいうとゲノムは遺伝子の部品ということのようです。
腐敗などにより遺伝子は破壊されますが、遺伝子がバラバラになりながらもその部品であるゲノムは数万年残存する可能性があるようで、ホモサピエンスが誕生した6万年前の人骨であっても、洞窟内に残存するなどの条件によりゲノムは保存されるようです。
ともあれ、ハヤブサのシルエットがインコそのものと感じてしまうのは不思議なところ


このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。