タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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非常事態宣言、さらに1か月延長

 各報道機関が、非常事態宣言をさらに1か月延長することとなったと、一斉に報道しています。実際には閣議等を経ないと正式決定にはなりませんが、ほぼ1か月延長になるようです。


 非常事態宣言とペアでというかトリオで、①夜間外出禁止令、②商業/娯楽施設閉鎖がなされてきましたが、実際は、非常事態宣言という手のひらの上に、①や②という駒が乗っかっていたという構図になっています。


 逆に言うと、非常事態宣言がないと、政府は既存の法令で市民生活に規制を加えざるをえず、強権的な施策は取れなくなります。非常事態宣言が撤回されるということは、ソーシャルディスタンス確保等は残るものの、ほぼすべての業種で事業再開できることを意味しています。


 非常事態宣言を延長する理由として、
① 7/1で一部風俗的な業種も再開可能となるが、依然として営業停止すべき業種が残る
② 7/1から学校が再開されるが、全開状態での再開とはならず、現行法だけでは対応できない
 などが挙がっています。


 ①について補足すると、タイで爆発的にCOVID19が広がった時点で、ボクシングスタジアムでの闇賭け事を前提としたボクシング興行あり、これらは依然として再開すべきでないとの議論があります。
 また同様に、風俗産業の多くも、客が密になり、踊り子等との濃厚接触もありと、韓国などの事例を踏まえると、これまた感染クラスターになる恐れを払しょくできないと考えられているようです。


 ②については、未だよくわからない点がありますが、授業は再開されるが密を避けるために午前午後での入替(授業時間の短縮)とか、カリキュラムの大幅な見直しが必要で、この辺りが既存法令では処理できないとの判断があるのかもしれません。