タイには「マ」で始まる果物が多い
タイ語を勉強した時、学校ではテーマごとに語彙が出され、果物の段になった時、「マ」で始まる果物って多いなあとは思いました。
マラゴー、、、パパイヤ
マムアン、、、マンゴー
マナーウ、、、レモン
マップラウ、、、ココナッツ
ともにมะ(マ)という言葉から始まります。日本語だとこういうパターンって余りないので意外だとは思いましたが、理由がちゃんとあるようです。
上記には名前の由来が二つ書かれています。
タイの古語で果物はマークであり、マー→マになって、果物を表す言葉の先頭につくようになったというのが果物一般に言えることのようです。
でも、上記の語源的な意味を全く覆して、マラゴー(パパイヤ)の語源は全く別のところにあるようです。
(左下、パタヤTerminal21のソムタム)
タイのイーサン地方の名物料理といえば青パパイヤを使ったソムタムが有名です。
実際には、タイ全土、どこに行ってもソムタムを食べることが出来、タイの国民食と言ってもいい存在です。
でも、そもそもパパイヤって中南米原産なので、昔からタイにあった植物ではないようです。中南米を植民地化したスペイン人がフィリピンに持ち込み、そこから東南アジア全体に広がっていったようです。
諸説ありますが、パパイヤがタイに持ち込まれたのは1650~1780年と言われているようです。
タイにとっては外来種なわけですが、パパイヤは当時の貿易の一大拠点マラッカから到来したため、マラッカの旧名マラガーにちなんでマラゴーと呼ばれたらしいです。
マラッカから輸入されたものはたくさんあったのでしょうが、パパイヤがその名前を譲り受けたということを考えても、いかにパパイヤがタイで珍重され、タイ人の嗜好に合致したかが、うかがい知れる名前の由来ではあります。
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