タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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日本帰国持帰り品 ① 天体望遠鏡本体

 日本帰国持帰り品一番の大物。

 日本からの帰国翌日、晴天で11㎞先のラン島がくっきり見えたので望遠鏡の調整作業。

 一番手前がΦ40㎜の小型望遠鏡。最初の数か月、天体観望の練習をしたもの。
 中にレデューサ/コマコレクターというものを入れて180㎜という短焦点望遠鏡にしたもので、広視野で大きな星雲を写せるので今でも重宝しています。


 中のものはΦ72㎜の望遠鏡。構造は手前と同じアポクロマートという色消し構造で、レンズは5枚玉。3本並べた中では最も高級なレンズ構造を持つ明るくて色ニジミの無い望遠鏡。


 奥が今回の購入品。
 Φ102㎜。
 アクロマートという一般的な構造ながらEDレンズ(低分散レンズ)を使った望遠鏡。


 従来のΦ72㎜に比べると口径が大きくなって集光力は約2倍。
 焦点距離が400㎜から714㎜に伸びるため倍率は1.8倍。
 焦点距離714㎜はf/7でちょっと暗いので、0.8倍のレデューサを購入しています。
 これによりf/5.6まで明るくなり、これでΦ72と同様の明るさまで改善されます。

 フードを伸ばして、卓上経緯台に載せたもの。
 下がつっかえるので仰角は大きくできませんが、ベランダであれば庇の影響もありこれで十分。経緯台の許容載荷重以下なので、今後の主役の一台になりそう。


 私が星を見始めた半世紀前、口径10センチの屈折望遠鏡を持っているアマチュア天文家などほぼ皆無でした。8㎝が最高級品でした。
 何はともあれ口径10㎝の屈折望遠鏡を持てたのはこの上ない喜び。

 とりあえず、ピントが合うかどうかのチェック。
 接眼鏡を挿入してもピントが合わず、「延長筒」を付けてラン島の仏教寺院がくっきり見えました。
 「延長筒」は別途購入すべきものとのことでしたが今回は購入せず。事前所有のもので対応。この望遠鏡はアマチュアが最初に買う望遠鏡ではないので、転用できる部品は購入セットには入っていません。


 引き続き、天体カメラでの合焦を確認。無事にPC越しにラン島が見えたのでOK。

 ファインダーも所持品を転用するようになっていて、ファインダーシュー(ファインダー取付金具)も付いていません。ということで別途シューを購入して取付け。


 望遠鏡のお尻についている突起物が「延長筒」です。これが無いと、チューブを最大限引き出しても10㎜ほど接眼鏡を外に離さないとピントが合いません。この延長筒を入れると20㎜ほど光路長が伸びるため、20-10=10㎜分、チューブを押し込めばピントが合います。