タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

BTSバンコク高架鉄道 一部区間ストライキで休止?

 タイ語の見出し:BTSの従業員が宮殿に侵入し、500億バーツの債権回収状を提出


 タイでストライキは珍しいことではなく、相対的に見れば、日本より活発で、特に、ボーナスの時期に、工業従業員によって賃上げ要求の一手段として、よく記事で見かけます。


 発展途上国では、工業団地を作り、工業用水や電力、敷地等が整備された区画で、現代的な工場が運営されることが多く、従業員は同じような作業を行いながら、隣の工場ではいくら、こちらでは幾ら、、、という情報は横方向に素早く動くようで、「頻発されている」という印象を受けます、、、日本だともうストライキって、無いんでしょ?


 この記事のBTSの記事は、政府の施策に対する要求、応じざる場合ストライキも辞さずということのようです。


 従業員組合は、政府がBTS会社に対する500億バーツ(2000億円)の支払いをしておらず、会社の経理状況に悪影響を与え、従業員はそのしわ寄せで生活が苦しくなっている。
 ついては7日以内の政府からの支払いか、抜本的な改善策の提示がない場合、一部区間でストライキを行う、、、というもの。


 背景情報を探ると、政府の支払い遅延が正しい情報か否かは不明ながら、運営権を政府から得て会社は電車を運行しているので、政府が承認している経営計画のもとに従業員の賃金に枠が掛かっていて、従業員が会社に対して賃上げ要求をしても会社に決定権がなく、結果的に政府に対する要求ということで、今回の件が起きたようです。


 タイの会社は、「人件費は安い」というちょっと前の感覚で経営されているようです。
 従業員側に勤務の質を求めず、人数で処理しているため、物価が上がっても賃金を上げられない経営形態なのだと思います。
 機械化、省力化、効率化というものを進めていき、従業員を質でふるい分けていかないと、早晩、どの組織でも、例えば国の機関でも人件費が確保できない状況になるのではないかと、私は思います。