タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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太陽撮影用カメラの検討

 現在太陽カメラに使用しているのは、たぶん、業界最安値最低スペックともいえるCMOSカメラであるASI120MM-Mineという機種(上表最上段)です。


 現時点で天体用CMOSカメラは5機種所有していますが唯一のモノクロカメラであり、センサーサイズももっとも小さなものです。
 実はこれには理由があって、一番の理由は前回一時帰国でほぼ衝動買いのように太陽望遠鏡を購入したため、これに見合う天体カメラを揃えられなかったということ。


 ただし瓢箪から駒ではないですが、最弱の太陽望遠鏡であるということもあって、結果的には悪くはない、という自己評価になっています。
 これは太陽撮影にはコントラストが必要でほぼモノクロカメラ必須の状況であること。
 また太陽望遠鏡の焦点距離が400㎜ということで小さなセンサーサイズにレデューサを追加すると太陽全景がちょうどよい画角に収まったということ。
 さらに使い勝手からすると、望遠鏡側にフランジバックの要件があり、フランジバックが短い機種であるため、小細工なしに使用できたということ、、、など。


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 次回一時帰国ではΦ120㎜の望遠鏡を太陽望遠鏡化しようと考えていて、これにはさすがに専用カメラをあつらえるべきだろうという考えで整理したのが上表。


 ざっくりとした調査からわかったこととして、半数近くの人がASI174MMを使ってます。
・モノクロカメラであること
・ピクセルサイズが大きいこと
・グローバルシャッターであること


 太陽の場合、非常に明るい部分と黒点のような黒い点があり、実際には細かいグラディエーションがあるわけですが、あまりにも強烈な明るさなので小さいピクセルだと電荷容量が小さいため飽和して真っ白になってしまいます。
 コントラストを高めるために大きなピクセルサイズが必要となります。
 作品例など見ると、ピクセルサイズは絶対に大きいほうがいいと思います。

สลักจิต - ป๊อบ ปองกูล (POP PONGKOOL) FEAT.DA ENDORPHINE [Official MV]
 この短い動画は一般的なローリングシャッタとグローバルシャッタの違いを示したもの。


 太陽は大気の揺らぎでものすごく動きます。
 月を見ていると月も揺らぐのですが、比ではないというか多分10倍20倍と揺らぎます。
 このときに一般的なローリングシャッタだと、「コンニャク歪み」が出てしまいます。


 例えばプロミネンスを見ていると、炎のように揺らぎます。炎の高さが地球の10倍とかいうものなので、現実としてメラメラと動くはずはないのですが、大気の揺らぎで動くわけです。現時点ではスタッキングで平均化して、結果的にコントラストの少ないごまかしの画像になっています。


 ということで次回購入のカメラは、
① ASI174MM相当を選ぶとすれば、同一スペックでフランジバック長の短いXeNa Mを選ぶ
② 一段上のスペックであれば、Apollo-Mシリーズのいずれかを選ぶ
 という心づもりです。


 実際には使用する望遠鏡の画角はセンサーサイズで変わるので、使い勝手の良いものを選ぶことになります。上表右欄に「短辺長」という数値があります。これは画角を示します。
 太陽の見かけ上の大きさは月とほぼ同程度でだいたい0.52程度です。


 撮影対象が太陽の全景なのか、部分なのか、太陽表面なのかプロミネンスなのか、また使用する望遠鏡の焦点距離などもパラメータに入ってくるので、結構悩ましい選択になりそうです。