チャイニャット市内のチャオプラヤ川です。
　チャイニャットはチャオプラヤ河口から直線距離で190㎞。

　チャイニャット市内にはチャオプラヤ川ダムがあり、普段はここで分流して、ノイ川などのチャオプラヤ支流や農業用水に流しています。

　タイ北部で降った大雨が現在どんどんとチャオプラヤに流れ込み、ここチャオプラヤ川ダムの水位を上げているようで、実際、上記のチャイニャット市内の写真を見ると、「溢れんばかり」という表現しか思い浮かびません。

　河川管理者は15日段階で毎秒1420立方メートル/秒の水をダムから放流しているそうですが、依然として水位は上昇中とのこと。

　ダムの構造上、最大どれだけの水を下流に放出できるのか不明ですが、川幅が狭い位置にダムは設置されており、その幅は290ｍくらい。
　ダムを水が越流するとか、ダムが壊れる､､､なんていうことはないでしょうが、川の水は川に留まるか、周辺に流れ出すか、下流を洪水にするかなのでしょうから、これから大変なことになりそうです。

　現在、下流のアユタヤ県ではチャオプラヤ川支流のノイ川が氾濫して、川沿いの集落では水深50-70㎝ほどの洪水に見舞われていて、24時間以内に水位はさらに1m上昇するとのこと。また各地で堤防が崩れているとも。