プーケット県全域で郡ごとに津波の退避訓練があるとのこと。
　2004年の津波で多くの人命が失われましたので、必要なことなのでしょう。

　知事が各郡に、避難訓練実施を指示したようですが、これを受けた郡当局者は、お互いに
連携なく進めているので、ショートノーティスでの訓練だったり、実施時間帯がズレるなど
あって、若干の混乱が生じているようです。

　ある郡では避難ルートを設定し、そのルート上で住民や観光客が移動するなどしての
実際の訓練だったり、ある郡ではTable Top Exercise、すなわち机上訓練だったりなど。

　具体には避難命令の発令、避難訓練、非難シェルターなどの機能確認があるようです。

　記事では、
　Sorry for the late notice but some of these districts announced last minute.
　お知らせが遅くなりましたが、これらの地区の一部は直前に発表されました、とのこと。

　訓練の実効性は「お知らせなど無い」方がイイのでしょうが、訓練とはいえ、
いきなりサイレンが鳴りだすようで、観光客はびっくりするでしょうね。

　ちなみに、パタヤでは多分、津波訓練はやっていないと思います。

　津波発生源の断層位置は比較的明確に確認できています。

　パタヤなどタイランド湾内側に面したエリアであれば津波被害はないと科学的根拠で
行っていないのか、あるいは2004年スマトラ島沖地震で被害がなかったから良しなのか、
この辺りは不明です。