タイの大学に留学していた中国人女性(22歳)が身代金誘拐の末、拷問をうけて殺され、死体はバラバラにされ袋詰めで沼に沈められた状態で発見されました。

　警察によれば3-4月で中国人の誘拐事件は4件目、被害者が殺害されて発見されたのは初めてだそうです。

　女性は1年次、2年次はオンラインで聴講(多分、コロナ下のため)。３年次になってからタイに滞在して、音楽系の大学に通っていたようで、タイに到着したのは3月初旬。

・3/28午後9時を最後に、中国人留学生が行方不明になる
・中国在住の父親のもとに、WeChat（中国のSNS）経由で 50万元 (約250万バーツ、約1000万円）を中国国内の口座に振り込むよう身代金が要求される
・要求メールには娘が手足を拘束されている写真が添付されていた
・要求を受取った父親は内容の真偽がわからず、対応をしかねていた､､､
・3/31にタイ警察に女性が行方不明になったとの届け出が出された
・4/2、バンコクに隣接するノンタブリー県の水路際でビニール袋に詰められた死体が発見される。
・死体は死後3日程度経過しており、体には拷問を受けた跡があった
・3/28行方不明カ所のCCTVに写っていて、3/29死体発見現場付近でも記録に残っていることが判明。

  　タイの街の各所に設けられているCCTVで女性の足取りを確認したようですが、3/28の夜で足取りが途切れています。

　

　警察によれば、犯人らが車両した車両は赤いマツダ。
　犯行グループが使用した部屋は3/29時点で退去済み
　パスポートを見る限り、被害者と同年代、23-24歳のようです。
　3/30にタイを離れ中国成都で中国帰国済み。
　タイ警察はインターポールを介して国際手配を予定
　当然、タイへの再入国は阻止されるとのこと

+++
　タイなので、被害者/犯行グループのパスポートの顔写真ページがちょっとぼかしがあるもののそのままウェブニュースに公開されています。

　女性が拉致されたのはタイに来て20日程度ということで、右も左もわからない状態の頃に悪い中国人グループに目を付けられたのでしょう。コロナの影響もあり22歳ということもあり、外国で中国同胞を食い物にするチンピラの怖さを知らなかったようです。

　亡くなった方をとやかく言うのは本意ではありませんが、被害者は相当遊び回っていたようです､､､抑圧された中国からほぼ何も制約のないタイに来たので致し方ないわけですけどね。狙われるべくして狙われたようです。