惑星状星雲ざっと見
惑星状星雲は星が寿命を迎える際、ガスを高圧で吹き出し、残った星の残骸から強烈な紫外線が出てガスが反応して明るく照っているもので、色とか形状とかが非常に鮮やかに見えます。
現時点で3台所有する自動導入追尾経緯台の内、2台が故障中。
生きている1台は卓上形式で長い鏡筒を用いるのはちょっと面倒、、、という状況。
依然として4月の新月期にタイ国内に遠征するつもりはあるものの、卓上経緯台を持ち出すのは面倒だなと思っていて、卓上経緯台の限界みたいなものを確認中。
M46散開星団の中にあるNGC2438
画面中央にM46があり、その上部周縁部に丸くにじんでいるのが惑星状星雲です。
これはΦ72㎜L400㎜鏡筒の画像で、微かに見えるというレベル。
現時点での課題は、
① 望遠鏡鏡筒をΦ102㎜に変更して拡大率を上げる
② 天体カメラを小型センサーのものに変えて拡大率を上げる
です。
昨日はこのL400㎜鏡筒でも風の影響で半数くらいがズレていて、途中でΦ102に切り替えましたがうまくいきませんでした。
②はL400鏡筒のままで拡大率を上げるもので、受風面積が変わらないので風の影響は抑えられるものとは思います。ただし、小型センサー(NeptuneC2)は非冷却カメラなので温度ノイズがものすごく、ダーク減産ノイズ処理に取り組もうかと思っています。、、、詳細は別稿で。
ほ座の惑星状星雲、NGC3132(C74)、「南のリング状星雲」と呼ばれるもの。
見えるには見えますが、「で、何なの」という感じですね。
でも明るい天体のようなので、光害地パタヤでも見やすい対象であり、倍率を上げても暗くならず、見ごたえのある画像になる可能性がある、、、ということのようです。
わかりますかね、、、中央にボヤッと楕円形のものが写っています。
M1(かに星雲)です。
藤原定家、明月記に記載がある超新星爆発の残骸です。
大きさはまあまあですが暗いですね。
こういった天体は倍率を上げても暗くなるだけなので、低倍率で大口径の鏡筒で時間をかけて露出すれば、もっと明るくなりそうです。
メシエナンバーも1番なので、シャルルメシエがメシエカタログを作った時も明るく見えたのでしょう、、、
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。