タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

ついにAM5赤道儀 ASI AIRで稼働

 昨晩、11時半ごろにベランダに出たところ、風が変わったというか冷たい風が吹いていて、「これは雲が切れて晴れる兆しでは?」と思い、午前3時にアラームを掛けて寝ようとしましたが、、、


 何となくベッドの中でうだうだとして眠れず、積分や極限の解法動画や、6月下旬に新発売される世界初の14㎜F1.4という非常に明るいSONY星用レンズのレビュー動画などを見て過ごし、3時前に起き出すと南の空にさそり座が横たわっていました。

 今朝朝6時の空
 午前3時の空はこれよりも狭い範囲で雲が切れた状態で、数分、風に吹かれて眠気を覚まし、、、、バリ島星見遠征のためには、赤道儀を動かせるようにならないとダメだから、このチャンスを生かして「望遠鏡の準備」と自らを鼓舞。

 粗々、望遠鏡を組むのは暗い中でも5分程度ででき、このままiPadアプリで望遠鏡の操作に移りました。
 コードが煩雑です。最終目標時点だとあと2本ほどコードが増える予定。


 望遠鏡の横についてる縦長のASI AIR Plusに電源コードを刺し、これから天体カメラや赤道儀に給電します。また天体カメラで撮影した画像はASI AIRを介してiPadに送られます。

 さそり座アンタレスを入れたところ。従前だと、赤道儀の設置が粗々のため、赤道儀に対してアンタレスに向けと指示を出してもファインダーに入る程度で主鏡の芯には入りませんでした。


 これから使用するアプリだと、主鏡の焦点距離と天体カメラを指定するとアンタレスを中心にした青い矩形(Target)が表示されます。対して赤い矩形は実際に望遠鏡の天体カメラで撮影されている写野です。


 プレートソルビング手法で、天体カメラに写っている星のデータから望遠鏡の向いている位置を推定し、それがTargetでの星の位置と一致するように赤道儀を動かします。
 上図では赤枠と青枠が重なっている表示されているため、この時点で望遠鏡は正確にアンタレスに向いています。


 この後、メシエ天体を幾つか導入しましたが、ドンピシャという感じで天体を望遠鏡中心に導入できました。


 ただし、追尾させた結果、微妙にずれていきます。自動追尾していないのでは?と思い、トラッキングボタンを解除すると大幅にずれるので、赤道儀としては追尾しているつもり、、、赤道儀の設置精度がズレるようです。 

 ということで元に戻って赤道儀のアライメント調整。


 画面にサークルが表示され、黄色い〇で望遠鏡が芯からどれくらいずれているか表示され、別途、軸仰角、軸方位方向のズレの値が表示されるので、赤道儀側のレバーで上下左右に極軸を移動させ黄色い〇を芯に近づけていきます。数秒おきに望遠鏡の向きが計算され、芯からのずれが随時表示されます。


 この時点が一番極軸があった状態で、残り下方に2秒、左に52秒

 右上に「ニコちゃんマーク」が表示され、精度2分程度で望遠鏡の極軸が天の北極方向に向いているとなっていて、極軸合わせの所要時間は11分48秒かかったと表示。
 アプリからは「あんたは随分ゆっくりと歩いていたようだね、、、」と皮肉。
 所要の精度に設置されると画面に花火が上がって、Congratulationと祝福されます。


 昨晩の成果として、
・赤道儀のセッティングができるようになった、、、ただし習熟は必要。
・自動導入、自動追尾の流れが理解できた。
 課題はまだまだありますが、あと数回慣らし運転をすれば、使いこなせるでしょう、、、


 でも大きな問題が、、、
 バリ島遠征にもって行く赤道儀はもう一台の方で、この赤道儀で習熟してもバリ島では役に立たない、、、