タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

日本語の「ん」

 日本語って、あいうえお50音しかないと思っている人、多いと思います。


 以下、今日のSNSで流れた画像

https://twitter.com/sai_Eoneo/status/1411874674816864260
 

「ん」には4種類、m、n、ng、nhがあるというお話
m なんば(難波)の「ん」 んを発音するとき口を閉じます
n 電鉄の「ん」、口は開いています、舌は上の歯の裏側についています
ng 南海の「ん」、口は開いています、舌は下の方、鼻に抜けていきます
nh 千日前の「ん」、口は開いています、舌を歯で挟みます


 大阪出身でないので、実際の難波や南海、千日前の発音はよくわかりません。
 これを新聞、安全、運転、など「ん」を含む熟語で確認すると、確かに「ん」には4つぐらいの種別がありそうです。


 日本語のある面いい加減なところは、言文一致といいつつも、4つの発音を「ん」の一つで表してしまうところです。また、新聞の新はmですけど、これをngで発音しても通じてしまうところです。


 ベトナムにいて最初に戸惑ったのが、このmとかnの違いです。多分、もっと戸惑ったのは、小生のベトナム語(らしきもの)を聴く、ベトナム人の方だったと思います。


 ベトナム語はほぼ中国語(正確には広東語)の亜流なので、単語の文節の数が少なく、その少ない中でnとかmを使い分けて意味を使い分けていくので、正しく発音されないと聞き手のベトナム人は全く理解できません。


 ベトナム語初学者はカタカナで音を置き換えますが、これは絶対に✖です。
 ベトナム語の場合は、最初から英アルファベットで書くベトナム語をそのまま読んで、mとかnを視覚的に確認しながら発音しないと通じません。


 タイ語も同様で、よく外国語は耳から聞けといいますが、これも人それぞれで、タイ人の発音するmとかnを、日本人が頭の中で「ン」に置き換えてしまった瞬間に、すべてがゴチャゴチャになります。mとかnの音の響きを一つ一つ聞き分けないと、タイ人が話していることも聞き分けられません。


 英語を学ぶ時も本当は同じだったのだろうな、と思います。
 多分、日本人の中にも、この辺りを無意識でさらりと聞き分けて使い分けている人はいるのだと思います、、、語学の天才みたいな人は、そういう天与の才能を持った人なのだろうなあ、、、