タイ国鉄東北線（バンコク⇔ヴィエンチャン⇔中国）の「高速鉄道」。
    タイの高速鉄道は必ずしも高速で走行するというものではなく、周辺と完全分離するために鉄道の高架化や交差道路との立体化がなされています。
　周辺と遮断すれば、月に何度も起きている踏切等での衝突事故が無くなり結果的に高速化されるわけです。

　基本的に在来線敷地内に高速鉄道を建設しているので平面線形は良くなく列車そのものの高速化は難しいと考えられます。

　ここはアユタヤ⇔ナコンラチャシーマ間で、地形的に厳しい区間であるからか必要に応じて別線として線形を改良し長大トンネルと連続高架橋で結構お高い建設費になっているようです。

　この断面で現在最大で6往復の列車（バンコク⇔ウボン）が走っています。
    しかも特急や寝台用に別線があります。
    その上でさらにこの複線が作られつつあるわけです。
　完成後、一体何編成の列車がこの高架橋を利用するのでしょう？

　基本的には敷地内に建設されています
　こういう情景を見ると高速鉄道と在来線は共存させるのかな､､､と思います。駅のプラットフォームからの撮影

　ただでさえ利用率の低いタイ国鉄が、高速鉄道用に新たに人員を揃えるわけで、経済性があるとは思えません､､､まあタイ国鉄としては国に命じられればそれをやるだけなのでしょうけども。

    これ、橋脚に幅広で深い水平目地を入れているんですよね､､､目地の位置で鉄筋のカブリが薄くなるから日本だと考えない設計ですね
　あと雨が降ると汚れて、見栄えが非常に悪くなります

どこまで続くのか､､､この先にトンネルがあるのですが、今回はMuak Lekという駅から見ただけです､､､位置的にはカオヤイの北麓です

  FBに投稿された写真を借用
「中国建興」と読み取れます
  中国の資金らしいです

　この工法であればタイの地場の建設会社でも作れますけどね､､､