記事の見出しでは、
　「郵便配達員に扮した泥棒が金行を襲撃するが、貴金属を奪えず逃走」とあります。

　実際には従業員の機転で、あらかじめ用意してあった本物の貴金属に似せて作られた模造品を犯人に渡したようで、犯人はその偽物を受取り、ナンバープレートの無いホンダバイクで逃走したとのこと。

　数時間後に逮捕されて事情聴取中の犯人と警察署の警察官。

　逮捕は町中に設置しているCCTVによる追跡で、犯人の居住する集合住宅が特定されたようです。

　なぜ犯人がヘルメットを被っているのか説明がありませんが、犯人が着用しているのが犯行当時着用していた郵便局の制服で、ヘルメットも郵便局員に支給される正規のヘルメットのようです。警察としては犯行当時の状況を再現したかったのでしょうかね？

　犯人は郵便局員ではなく、なぜ郵便局員の服で犯行に及んだかは不明です。

　犯人は6万バーツ(約24万円)の借金があり、この返済のためと自供しています。

　犯人としては、目くらましに郵便局の制服を使ったようですが、かえって目立ちそうなもの。
　また、犯行当時の制服で供述を取っている姿をマスコミに流すのも、如何にもタイ風ではありますが、奇異な感じではあります。