国内移動制限の強化
昨日5/1はレイバーデー、5/4がワチラーロンコーン国王戴冠記念日、5/6ヴィサカプーチャ(仏誕節)。5/1は一般企業のみ休み、他は2つは祝日なので、5連休あるいは6連休にすることも可能です。
Covid-19対策で5月の連休がどうなるか国内で議論がありましたが、最終的に首相声明があり、休日とするがStayHomeして欲しいとのこと。現在、タイは非常事態宣言が発せら、「県をまたいだ移動の制限の要請」がなされており、それを踏まえたもののように思えました。
タイ国民、なかんずく、バンコク周辺に住む方々は、ソンクラーン休暇がなくなり、先月4月に帰省する機会が無くなった代償として、首相からの要請を聞き流し、この連休を利用して、帰省を敢行したようです。
上記は、昨日5/1に、国道304号のプラチンブリ県→ナコンラチャシーマ県で発生した道路渋滞。もともとここは急こう配の個所で、渋滞が発生しやすい場所ではありますが、バンコクからイーサン方面に抜ける車が集中し、かつ、県境に設けられた交通検問での検問が渋滞に拍車をかけたようです。
主要国道に設けられた検問所は全国で300以上を数え、このすべての検問所で、かつ24時間、検問が行われるわけではありませんが、為政者側のさじ加減次第で、検問が強化されまた緩和されます。
首相のお願いを無視した帰省の群れに対して、政府がどう反応したかは察せられるところがあり、検問所での検温、免許証/車検証/納税証の確認、、、、果ては目的地の確認、記録などが検問所で行われたのだと思います。
帰省者を受け入れる側の県当局もすぐさま反応し、上記のようにナコンラチャシーマ(=コラート)県知事は、来県者の登録と14日間の自己検疫を課したとのこと。
また先に投稿しましたが、ナコンラチャシーマの隣県ブリラムでは、来県者と県内者を区別するワッペンをIDカードに貼ることとし、ワッペンがない人間は商業施設への出入りができず、14日間の自己検疫が課されています。
上記のような入境規制は、各県の知事の裁量で行われるため、どの県で県境封鎖が行われ、それがどのようなものなのかなどの個別情報は不明なことが多く、タイ国内旅行を計画しようとする際の妨げになります。
国レベルの「県をまたいだ移動の制限の要請」や、イーサン各県で行われている県独自の入境規制は、Covid-19の非常事態宣言に紐付けられた施策なので、非常事態宣言が撤回されない限り、タイ国内の自由な旅行は難しそうですね。
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