白鼠
商家の番頭が「白鼠」というとなんだか主人の目を盗んで金をくすねている悪番頭というイメージがありますが、実際の意味は、主人を大黒天に見立てその忠実な眷属である白鼠という拵えなので、店に忠勤を励む番頭さんという意味なのだそうです…全くの死語ですけども。
というか、「番頭さん」という言葉自体が死語なんでしょうけども。
「朝涼(あさすず)」
これなど「朝涼の内に用を済ます,,,」と文字で追えば意味は通じます。ただ文字だけだとこれを「あさすず」とは読めませんね。
そしてこういう言葉遣いを話す人は、今はいないような気がします。
パソコンで作業するBGMに最近、岡本綺堂の半七捕り物帳を聴いています。
大衆向けの作品なので、わかりずらさは少ないですが、著者自身が1939年没の方なので、風俗や言葉遣いは古典に親しむことの多い私にも不明な言葉遣い、懐かしい言葉が多くあります。
わからない言葉が出てくると、作業を中止して耳慣れない言葉を調べる毎日、、
朝涼(あさすず)、日常使ってみたい言葉です。
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