タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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タイ国内旅行15 イーサンクメール遺跡を巡る ⑪

仏教寺院とクメール寺院。基本的に大きな違いは、祠堂の広さでしょうか。
 クメールは神官がいて、神事を行う、いうなれば神社みたいなものであり、クメール時代、神像を祭るようなことは無かったようで、スペース的にいえば、石でアーチが組める程度のスパンで建物の大きさが収まっています、、、だから逆に、石のアーチが崩れ、建物崩壊に至っているものも多いのですが。
 対して、クメール以降の仏教寺院は、小乗仏教になり、坊主個々の修行の場になったため、坊主全員が入れるような広さがないと、成り立たなくなりました。タイの仏教寺院では、列柱式の会堂として、柱の間に梁を渡して屋根をかけて対応しました。木造の屋根は腐ってしまい、アユタヤやスコータイは柱しか残っていないのは、これが理由です。
 結局、宗教がヒンズー教から仏教に移るに際して、クメール寺院の建物そのものは使い勝手から放棄された、、、しかし、宗教者が集まる場所としてはその後も活用され、結果として、クメール寺院遺跡の横に、現代の仏教寺院が建っている、という流れなんでしょうね。

施療院 総建築数は100とも125とも。あっちこっちにあります。基本的に、王道と呼ばれる街道沿いにありました。

これは鳥居?

日本のどこかのをパックっています。 確か、タイには鳥居はないはず

鳥居横の今日のメイン、プラサートカムペンペットヤイ。仏教寺院の中にクメール寺院があります、、、否、クメール寺院があり、歴史の変遷の中、仏教寺院が傍にでき、クメール遺跡は境内に取り込まれた。

見事な保存状態で、遺跡にいる時から、次回も必ず来たいなどと思うほど

小学生の遠足みたいで、わさわさ。これは祠堂群を囲む回廊ですが、普通回廊と言っても、一枚壁ですが、ここはちゃんと2枚壁が立った回廊になっています

遠足の子供たちに、浮足立つ寺の小僧

もともとはクメール遺跡。でも遺跡を見て、再度、英語の看板を読むと、トランスフォームされたと。これは明かにアユタヤの仏塔です。仏塔の前に祭壇施設までできています。
仏塔としてみれば、漆喰も残っており、なかなか見応えのあるものですが、クメールは跡形もありません

猿寺、前述、アユタヤ仏塔の境内