タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

飲酒癖で強制還俗させられた男が寺に舞い戻る

 54歳男性がラオカオ(タイ製ウイスキー)を飲んで昼間から村内を徘徊。
 村民の苦情により寺では彼を強制還俗させ、新年の3日間だけは一般人に戻っていましたが、新年三が日の後、再度寺に戻り、僧侶にしてくれと懇願。

 寺では扱いに困っている、、、というニュース。


 働きもせず、村民から喜捨された幾ばくかの金で酒が買えて昼間から飲めるわけですから、この男にとって寺ほどいいところはないわけです。


 この記事から読み取れることは、「仏僧であっても飲酒等の不行跡があれば、寺の檀家たる村民からの苦情で還俗させられる」ということ。


 タイの仏僧は働くことは認められておらず、基本、毎日、托鉢をして歩き信者からの喜捨(タンブン)で食料を得ることとなります。
 喜捨する際に、仏僧は経文を唱え、信者はそれを有難く承るという構図です。


 僧侶は寺で経文を学び、身を潔斎して過ごすというのが建前なので、酒を食らって村内を徘徊するなど、寺や仏僧を支える村人からは単なる石潰しでしかないわけです。


 他方、仏僧になる男性にとっては、表面だけ身ぎれいに整えておけば、托鉢などで村内を廻ることは必要ですが、タダ飯が食え、長老ともなれば寄進される金品の管理ができ、個人の身の回りの物を購入できたり、銀行口座に金を溜め込むこともできるようになります。そして隠し妻なども、、、。