タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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オートフォーカサ自作

 望遠鏡のピント調整はいつも「面倒だな」と思うところ。


 ピントノブを触るたびに望遠鏡が揺れ、これが視野内の天体も揺らすことになり、はっきりとした画像が見えず、何度も行ったり来たりして、最後は諦めてそこでお終いとなります。この主因は望遠鏡架台が貧弱だからですが、望遠鏡の倍率を上げざるを得ない微小天体の場合は、常に大きな課題になります。

 特に焦点距離1500㎜のΦ127㎜マクストフカセグレンの場合が顕著で、この鏡筒を上手く使いきれていない理由の一つになっています。


 ピント調整については
① 電動フォーカサを取付けて、手で触れることなく振動なくピントノブを回転させる
② ①と組み合わせて、画像ソフトで画像が一番シャープになる点を自動的に探り調整するアプリを使う
 があり、今回は①を目指すことに。

 電動フォーカサ本体はΦ127のメーカーであるSky-Watcher社から販売されていますが、そのままではΦ127に取り付かないので、工夫が必要になります。



How to make an Electric Focuser for your Skywatcher 127mm Maksutov telescope
 言葉の端々に「エイ、、、エイ、、、」と合いの手が入るイギリス英語のビデオ。
 仕上げが素人っぽく、ちょっとマネしたくないなというものですが、一通り自分の頭の中で予行演習して一番不明だった「ピントノブのつまみをどう外すか」だけはわかりました。

 Φ127マクストフカセグレンは、右のノブを廻すことでピントが合うのですが、外側の黒い硬質ゴムの部分を外して、さらにプラスチック製の内枠を外す必要があります。
 このプラ内枠を取るとΦ12㎜の金属製軸が出てきて、これにプーリーを取付ける形になります。最初見た時、プラ内枠の外し方がわからず、諦めようか、、、と思ってしまいました。



SkyWatcher Focus Motor on MAK127 Maksutov Telescope.
 こちらは日本人の方の作例。
 仕上げがきれいなのと、特に工作することがないので、こちらをお手本にして電動フォーカサを付けることにします。

 作例ではモータを減速するために、モータ側は20歯の歯車、ピントノブ側を40歯の歯車を使用します。

 今日一番、頭を悩ませたのが、タイミングプーリーと呼ばれるこの歯車の調達方法。
① モータ側:軸径6.35㎜ 20歯
② ピントノブ側:軸径12.0㎜ 40歯
 最終的に、20とか40という歯の数は、減速比率に影響するだけなので、厳密に20と40である必要はないので無視するにして、軸径だけはジャストなサイズが必要になります。


 またタイミングベルトと呼ばれる2つのプーリーを繋ぐベルトも調達が面倒。
 6㎜幅であること、2GTという規格であること(歯の間隔が2㎜)、周長がおよそ160㎜程度であること。


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