タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

昼間の調整

 昨晩の観測セットは上記。
 紙コップの底を抜いて内側を黒くマジックで塗った即席のフードを付けたΦ40㎜L180㎜鏡筒。
 一応、アポクロマートという屈折望遠鏡特有の色収差を補正した望遠鏡に、天体カメラを付けたもの。この調整は5日ほど前に行いましたが、困難を極めました。


 ピントの調整がヘリコイド式というもので、繰出し長が10㎜程度しかなく、これにフィルターを付けると途中で光が屈折され合焦する位置がズレます。
 また天体カメラ個々や眼視用のアイピースで合焦する位置が異なるので、観測時点で望遠鏡を持ち出して「ハイ観測」とはいきません。

 今晩からはΦ102㎜鏡筒に0.8倍レデューサを組みこんでF5.6に変えた鏡筒で銀河や星雲を見る予定。
 レデューサを入れると画角が広角になり明るくなります。
 対象の拡大率が落ちる反面、明るくなるので淡い天体が見やすくなります。

 まずは望遠鏡とファインダーの芯出し。
 いつもは天体用に使っている画像ソフトを昼間の撮影に使うので、露光時間や感度の調整に手間がかかります。特に天体ソフトは短い露出時間の調整ラフで、1/500、1/1000、1/2000という設定なので、大まかで明るさの調整に難。
 また天体用フィルタを付けているので、パソコン画像はコントラストがなく、像はぼやけ気味。はっきりさせようとフィルタを取り除くと、ピント位置が変わるのでこれは悪手。


 今日は10㎞先のラン島に一発でピントが合いましたが、ドローチューブの繰出し量の余裕が10㎜ほどしかなく、無限遠の天体でピントが合うかどうかは星を見るまでわかりません。

 小物入れには様々な調整リングが入っていて、ピントが合わなければ繋げたり取ったりしてカメラ位置を前後させます。
 たとえば今日はレデューサを入れましたが、レデューサなしだと、当然、この辺の組合せも違ってきます。


 他の方のWeb記事を参考にすると、ドローチューブ先端からカメラ前面までの距離を計測し、調整リングの種別をノートに記録しているようです。

 ということで、次回日本帰国に向けてノギスをカート内へ。