タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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楕円銀河と渦巻銀河

 カメラ修理のためにバンコク往復を2回こなし、最初のバンコク行で読んだのが左、2回目に読んだのが右。
 そこそこ厚い本なので、全巻通して読んだわけではなく、星の生成、銀河あたりを斜め読み。ただし楕円銀河と渦巻銀河の違い、銀河の進化については互いに読み比べしています。

 これはハッブルが考えた「銀河の進化図」ですが前者「天文学講座」では、
・銀河は(そのままでは)進化しない
・すなわち形状は変わらない
・銀河群の中で引力により引き寄せられ合体することはある
とのこと。
  後者はこの辺あやふやで、銀河の形状の違いについて詳述されていませんでした。


 ここで銀河群とは30-50個程度の銀河の集合体で、我が天の川銀河も局所銀河群と呼ぶ銀河群にアンドロメダ銀河とともに属しています。
 また前者の本では、
・楕円銀河内では星の角運動量はほぼゼロ(回転していない)
・比較的古い星が集まっている。
・星の材料となる星間物質が少ない
 とあり、巨大銀河同士が合体してできたのが楕円銀河であるとしています。


 天の川銀河の細部を見ると、過去において小規模な銀河が天の川銀河に引き寄せられ衝突したと思われる残痕があり、また、あと40億年~60億年で天の川銀河とアンドロメダ銀河は合体するといわれています。

【数十億年】夜空で眺める「天の川銀河」と「アンドロメダ銀河」の衝突合体【宇宙】 - YouTube
 このYoutube動画は、天の川銀河とアンドロメダ銀河の衝突をシミレーションしたものです。地球上から見た衝突と宇宙空間から俯瞰的に見たものが2分程度の短い動画になっています。


 地球上から見ると(ただし、多分その頃には地球は太陽の軌道に接近して人類は地球に住めなくなっています)、最終的に夜空は星に埋め尽くされ真っ白になるようです。
 また一歩引いて衝突を見ると、最初の衝突後、両銀河は一旦通り過ぎるものの、また引力で引かれ、衝突は2度3度と繰り返され最終的には合体して一つの巨大な楕円銀河になります。


 ただしこの渦巻銀河から楕円銀河に変わるという説も、その一例として天の川銀河/アンドロメダ銀河という比較的大きな渦巻銀河が衝突/合体シミレーションではこれを支持していますが、そのような進化過程にならない場合もあるようです


 銀河のリストを作っていくと、スターバースト銀河というものが出てきます。
 これは、銀河同士が衝突したり合体する過程の中で、星の材料となる星間物質を急激に消費している最中であるとされています。


 ことあるごとに専門書を読んでいくと知識が蓄積されていくので、わかったことが増えていきながらも反面、不明なことも増えていきそれを新たな知識で解決していく、、、というスパイラルが発生するので、ボケ防止的にはいいことなんでしょうね。