観測すると結果が変わる

UCバークレーの野村教授の連続講義。
一コマ90分で
① ニュートン力学
② 相対性理論
③ 量子力学
④ 超ひも理論と9次元世界
⑤ 超弦理論
⑥ 熱力学と統計力学
⑦ マルチバース理論
対象が文系ビジネスパースンということ。
もともとは①~④だったのが、逐次追加されています。
①はいいにして②のうちの一般相対論とか③は理学/物理学系の3年次程度で学習する内容であり、私は未修であったので様々な学びがあり時間があれば再視聴しています。
その中で数点、理解が進んだ点をあげるとすれば、
◎「なるべく少ない仮定で物理現象が説明でき、得られた数式に矛盾する現象がなければそれが正しい物理理論なのだ」。それを物理学者は共通意識として持っている。
曰く、天動説が正しい時代もあった、ニュートン力学ですべて解決できると考えられてきた時代もあった。今は量子力学と一般相対論がそれに代わっている。
◎ 常識的に理解できない仮定であっても、そう仮定した結果が諸現象と矛盾しなければそれが正しい理論であり、その過程を感覚的に理解できなくてもよい。
何を言っているかというと、光は波であり粒子であるといわれるものの、ではどういうものなのか、感覚的に理解できなくてもよい。そう仮定すればその理論で現象が説明できるのであれば、それが正解の理論なのである。
◎2重スリット実験で、「観測すると結果が変わる」という説明されている。
これは電子の速度を求めるためには波長の長い電磁波を電子に当てる必要があり、また位置を特定するためには波長の短い電磁波を使う必要がある。電子に電磁波を当てて速度なり位置を測定した、すなわち観測するという行為を行うと、電子は電磁波から何らかの影響を受け結果は変わってしまう、そう理解すればよい。
++++
ひも理論とか超弦理論という名前を聞いたとき、物理学者は何ということを言い出すのか?と正直なところ思いましたが、9次元の世界を仮定すると量子力学と一般相対論が統合できる可能性があるようです。
私が学部生の時、
「一般相対論は正しいかどうかわからない」
「相対論と量子力学を統一する大統一理論は夢」
と言われていました。
一般相対論はこれを裏付ける数々の観測データ集まっていて、もはやこれを否定する人はいないようです。
また超弦理論で大統一理論ができるのか?、時代はどんどん変わっています。