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順位戦C級2組

 ツイッターで送られてきた将棋の順位戦があるというお知らせ。


 

 これは中日新聞さんの記事から拝借


 順位戦は将棋プロ棋士がA~C2の各クラスに分かれリーグ戦を年間10対局程度行い、各棋士の順位付けを行うものです。


 冒頭のSNSは、今日はその一番下のクラスC級2組の対局が行われるというもの。


 1年間を通して対局し、上位者は上のクラスへ、下位者は「降級点」が付き、A級とB1は、下位2割に入ると即降級、B1~C2は降級点2~3で降級するというもの。


 では今日行われるC級2組の場合、降級はどうなるのか?ということですが、C2の下にフリークラスという順位戦に参加できない級があり、これに配属されます。原則、フリークラスには10年間しか在籍できず、10年経つと引退になり、公式戦に参加できません。
 またフリークラス入りすると年間10局ある順位戦の対局料相当の収入が無くなります。


 フリークラスには救済措置があり、一定期間の勝率が基準を上回る等の成績を残せば、順位戦に復帰でき、今までに数人がC2復帰を果たしていますが、フリークラスになるとモチベーションが下がるのか、そのまま引退となることが多いようです。
 
 冒頭の日本将棋連盟からのお知らせにある、中座真七段は今期負けが込み、現時点で降級点が3点なる状況で、来期はフリークラス入りとなります。現在51歳なので、C2復帰が出来なければ61歳で引退ということになります。

 上記は今日の対局前までの星取表です。今期のC2は10人に降級点がつきますが、現時点で5人の降級点が決まっています。


 現時点で最下位の大平六段(43歳)も来期からフリークラス入りですが、C2復帰できなければ53歳で引退になってしまいます。


 上記表では、最終戦前時点で3勝の棋士を並べていますが、今日1勝できれば降級点を免れる、また今日負けると来期はフリークラス入りとなる棋士が並んでいます。
 今日の対局がまさに正念場となります。


 将棋というと、藤井王位棋聖が昼のワイドショーなどに取り上げられ、華やかな一面がありますが、実際には厳しい世界でもあるわけです。