仏・神・霊
タイには礼拝する対象が3つあり、一つは仏教の仏様であったり生き仏である高僧、二つにはバラモンの神、三つには土地に住む霊だと言われています。
気になった「霊」に関する風景二つ。
①どっちを向いて礼拝しているの?
上の写真。右側に車道があって、タイル張りの歩道があり、左端の個人の敷地が色変わりのタイルで区分されています。多分、この女性は左端の店(マッサージ店)の関係者で、朝の祈祷を土地の霊に捧げているのだと思います。
でも、礼拝する方向が逆なのではないかと。土地の霊は土地に根差しているわけで、拝むのであれば、敷地の方に向かって拝むべきだと思うわけです。
あるいは、土地の霊というのは、一つの土地の区画に束縛されるものではなく、周辺の土地まで移動可能なものなのかもしれません。この辺りの疑問は今後の課題。
②霊に対する捧げもの
道に面するレストランバーの店先です。歩道も狭いことだし、車道を使って土地の霊に朝のご供御。
この日、面白いなと思ったのは、コーヒーを供しているのを見たこと。通常というか、一般的には、土地の霊には赤いジュースをお供えします。写真でいうと一番奥側のものですね。なぜ赤なのか?は、タイ人に聞いてもよくわかりませんでした。また通常のお供えものはご飯系が多いです。日常、タイ人が食べる総菜とご飯が捧げられています。ちなみに、一番上の写真ではコンビニ弁当が供えられています。
この写真ではロールケーキです。ロールケーキだからか、飲み物はコーヒーなのでしょうか。
日本の状況を思い出すに、親せきの家に行くと、土産物として持って行った和菓子などを仏壇にお供えしていました、、、だからロールケーキを供えること自体に違和感はありません。でも仏壇にはお茶だったかな。
酒が好きな爺さんのお墓にはカップ酒が供えられていましたけどね。
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