都詰め+吊るし桂
王将戦第1局。投了図です。
先手藤井竜王が139手目に5七金と指して渡辺名人が投了したところです。
さて力自慢の方、6手詰めです(後手玉が逃げるところから)解いてみてください。
(解説の欄に、解答が書いてあります)
これが詰みの状態。
メディアでは取り上げられていませんが、非常に珍しい詰みの図になっています。
① 都詰み:玉が5五という将棋盤の中心で詰まされています。
玉は通常、下段で控えていますから、将棋盤の中央で詰まされるのはごくごく稀です。
②吊るし桂:145手目の王手は4七桂。桂は1マス前に駒があってもそれを飛び越して
移動できるので、外側から王手が出来ます。大砲で王様を狙い撃つような感じです。
③先手番の駒台には歩しかない。
本譜の最終図は、都詰め+吊るし桂が重なり、しかも手駒は歩しか残っていないという、
詰将棋の図集に掲載されるような非常に珍しく、美しい図であると
一部で盛り上がっています。
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