天の川銀河の見え方
結局、前回のタイ北部旅行で3泊したチェーンセーンでは、なぜか街周辺の空の透明度が
悪く、雲はないのに星が見えないという状況。
唯一、ナーンの街中で星空らしきものが見えたくらいでした。
でもこの時は駐車場の明かりがキツク、星空撮影は断念。
でも、考えてみれば、星の写真を撮るにしても、冬の天の川銀河を写さないことには
締まらないのに、肝心の天の川銀河がどのあたりに出ているのか、
調べていませんでした。
東京の星空・カレンダー・惑星(2021年12月) | 国立天文台(NAOJ)
ということで、国立天文台の「東京の星空」。
これ最初に見た時、天の川銀河が示されていない、、、と思いました。
実際は、よーく見ると、色むら?と思えるほど淡く、銀河が描かれています。
でもこれだと、よくわかりません。
2022年1月の星空 - アストロアーツ
何度か検索し直して見つけたのがコレ。
天の川銀河がハッキリと描かれています。これと逐次比べていくと、先ほどの国立天文台
の星座早見で、色の滲みのように見えたものと重なります。
基本的な見方は先ほどの国立天文台のものと同じで、円の上端が北、下端が南。
これを頭上にかざして南北を合わせれば、東と西が定まり、円の中心が天頂。
星空は北極星を中心に周回運動をするように見えるので、当然、時々刻々変わります。
両図とも、東京の1月15日20時ごろの星空で、1月初めだと21時ごろ、1月の終わりだと
19時ごろの星空になります。
これを見ると、天の川銀河は南東の方角から立ち上がり、ほぼ天頂を通過して北西に
沈み込むように見えることがわかります。
冬の銀河の構図としては、オリオン座と、冬の大三角形(こいぬ座のプロキオン、
おおいぬ座のシリウス、オリオン座のベテルギウス)を入れ込む構図をよく見かける
ので、南東が開けた場所で、南東から天頂にかけてカメラの構図を撮れば、冬の銀河が
撮影できることがわかります、、、
まあ現地に行けば、実際に銀河が見えるわけですけども、山がある、林があるで、
構図が取れないようなところでは、明るいうちに移動しておきたいので事前確認。
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