タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

役所に重病人を呼びつけ、翌日死亡

 タイ国民は、国民身分証というものがあって、このカード(IDカード)は一般生活の多岐に渡って、紐づけされています。タイ国民にとってなくてはならないものになっています。


 その更新手続きがあり、役所から呼び出しの通知。


 家族がその通知を受け取ったものの、当人は病院で10数本の管で繋がれた状態。
 病院にいて役所に行けるような状況ではないと説明するも役人は国民の義務だから役所に来いと…顔写真を取る必要があり、本人の出頭が義務付けられているようです。


 本人ほとんど意識なく、家族は無理を承知で管に繋がれたままの状態、移動ベッドに載せて役所に行き顔写真を撮影しましたが、本人、自律的に目を開けることもできず、、、


 そして翌日、死亡。
 家族がこんなことあってはならない、、とSNSで告発。


 全国的に話題になり、郡役所の長が自宅に行ってお詫びの言葉。
 発端となった役人を閑職に異動させることに。
 役人本人は、家族が自らやってきた、強制していないと弁明。


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 こういう話題は、横暴な役人/教育者/、、、タイでは日常茶飯事です。
 このところの「異変」としては、役所側が時に低姿勢を見せること。


 5月の国政選挙で野党勢力が圧勝し、現時点で政権交代がなされる模様。
 従前は軍政が衣を換えた民政であったため、すべてが抑圧する側で動いていました。


 タイでは政権が変わると司法の意見も変わり、かつては正だとごまかしていたものが、それは悪なんだと裁かれるようです。


 郡役所の高位者が詫びを入れることが珍しいからニュースになるわけですが、幾らかずつでも変わっていくようです。