段ボール紙の勉強
高速道路のナトリウムランプに侵されている北天でどう電視観望するか?
これは1月元旦のZTF彗星の電視観望画面。
・上右の赤いものは急に張り出した雲によるもの
・Kの字に見えるものは天体カメラのCMCSセンサー表面の汚れ(多分)
・下側半円状のものは望遠鏡筒先からの都市光の入射
ちなみに彗星そのものは左端真ん中よりチョット下辺りに緑色のボアッと見えるものです。
元日の朝の電視観望機材です。
上はファインダーで1等星くらいしか見えません。
一つには空全体が明るいためと、フードが短く脇から入り込む光でハローが出て星が消えています。
下が望遠鏡本体で、手作りのフードをつけています。
茶封筒製でフード内側は黒マジックで塗っていますが、薄い封筒なので漏光があります。
ネットで拾った画像ですが、円筒状に折り曲げやすいように段ボールの片側の紙がないものを使用しています。
https://zendanren.or.jp/content/structure/type.html
段ボール工業会の資料だと「片面段ボール」というもので、自由に折り曲げやすいため花瓶などの非定型なものを包むための梱包材として使われているようです。
自宅にある段ボールを探したところ、段ボールを強化した複両面段ボールや両面段ボールしかなく、円筒状に曲げ加工しにくいものばかり。片面の表面の紙(ライナ)を剥がしましたがきれいに剥がれません。
ネット通販で購入できないか探しましたが、もともとが梱包用なので大判かつ大量のものしか見つけられません。短い日本帰国の間にホームセンターなどを巡ってm単位で売っているところを探すのもちょっと大変な代物のようです。
大きなサイズの段ボール箱は、形状を保持するために複両面段ボールを使っているようですが、小さな箱だと両面段ボールを使っていて全体的に柔というか薄い段ボールもあり、内側を黒マジックで黒く仕上げ結束線で仮固定したもの。
長くすれば迷光が少なくなりますが、視界がケラレることもあり、10㎞先のラン島で確認。この長さならケラレはなさそうです。
実は手製フードに何度もチャレンジしており、黒マジックもかすれがち。新しい黒マジックで黒色を足したいと思っており、またamazonで「植毛紙」をポチリ。
本式のフードだと、黒いビロード布や植毛紙を張って、フード内の光の反射を抑えています。タイに着くのは次回一時帰国まで待たないとダメですが、当面はこれで我慢です。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。