タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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Φ120㎜屈折鏡筒のセッティング

 日本で2本の鏡筒を購入したところですが、うち1本を組みたて。 

 ケンコー製SE-120屈折鏡筒。
   もともと格安の望遠鏡であり、その「箱が潰れている」という理由でさらにお安くなったものを購入。 

 SE-120をこのままで使うつもりはありませんが、まずは製品一式が組み上がった姿。
 口径120㎜は所持する屈折望遠鏡としては最大径になります。


 これを太陽撮影用と赤い星雲(輝線星雲)専用の望遠鏡に組み替えていきます。


 現時点でレンズ構成はアクロマートで色消しが完全ではなく、接眼部から覗き込むと何やら視野一面が黄色っぽい感じです。アクロマートは「否定」を意味する「A」+「色」を意味する「chromat」で、「色収差を消す」を意味にはなりますが、レンズは2枚玉で色消し効果は不十分な状態です。 


 色消しが劣るこの望遠鏡を使うのは、太陽はHα線のみを使って観察するため、その波長でピントが合えばよく、これ以外の波長帯はフィルタで遮蔽してしまいます。


 赤い星雲の場合はアクロマートでピントが合うC線とF線のみを使ってこれ以外の波長帯をフィルタで遮蔽します。


   ともにこれから仕上げていく予定です。

 レンズを3枚以上使って色消し度合いを高めたのはアポクロマートといいます。
 ファインダーに装着したものがアポクロマートで口径は40㎜。


 しかしお値段は、白い鏡筒より高価なものです。 黒いアポクロマートは天体を再開した時に最初に購入した望遠鏡で、望遠鏡操作習熟のために使用したものです。

 今回購入したのはファインダーリングで、3つの調整ネジがついた2つのリングです。
 これを用いることにより主鏡筒との芯合わせが可能になります。


 黒いアポクロマートの方で赤道儀を操作し、主鏡筒の方で天体を撮影する予定です。


 太陽や銀河は今回購入したPlayerOne社のカメラで撮影する予定です。
 この際、赤道儀を操作するASIAIRはZWO社製カメラしか対応しないため、アポクロマートにZWO社のカメラを取付けて赤道儀を操作することも考えています。