昨日10/12、チョンブリ県の隣、チャチュンサオ県の国鉄東線において、大型バスと貨物列車の衝突事故があり、18名死亡(一部報道では20名）、重傷者30名以上という大惨事になりました。

Thailand’s Transport Minister, Saksayam Chidchob, has ordered the State Railway of Thailand and the Department of Rail Transport to install signal systems and barriers at all railway crossings throughout the country,
　この事故に対して、タイ国鉄を所管する運輸大臣は、
①　鉄道の全道路交差に信号/遮断機等を設置する
②　信号/遮断機を設置できない箇所は閉鎖する
と発表しました。

､､､、またいつもの通り、現状を全く理解せず、予算等の裏付けもなしに、自らの保身だけのために、その場しのぎの発言をする政治家（タイは議員内閣制）だな､､､と。

　タイより数十倍、鉄道の安全に気を使っている日本だって、上記①，②ができていないのに、タイでそれが実現できるわけないじゃないか､､､と、言いたいです。

　小生、タイの鉄道を乗り継いで、国内旅行を重ねていますが、信号/遮断機の無い踏切数知れず、それでもタイ国鉄は遅々とした進捗ながら外国からの支援などを得て、道路交差の安全対策を行っていることを見てはいます､､しかし、交差全箇所なんて、出来るはずがありません。

　まあ馬鹿な政治家でも大臣をやれるという点では、日本と同じですけどね。

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　大型バスの運転手は死亡しています。こういう場合、タイではよくあることですが、大組織または国の組織の言い分のみが声高に新聞紙上の記事となります。

バスについて
・会社として適切な納税を行っていなかった
・大型バスに定員を大きく上回る乗客60名
・事故後、バスから大音響で音楽が流れていたということで、貨物列車からの警笛が聞こえなかったのでは､､､との憶測

貨物列車について
・警笛により警告をした
との証言はあるものの、現段階でスピードとかどこでブレーキをかけたかなどの具体的な検証はありません。

　ちなみに、前回、小生が国鉄東線に乗車した際も、バイクとの人身事故がありました。この時も遮断機等の無い道路交差箇所でした。
　列車は30分ほど現場に停車して、そのまま出発しました。

　この間、救急車は来ず、警察も来ず､､､です。

　鉄道交差箇所で、左右を確認せずに渡り、鉄道と衝突したのだから、100％、バイクが悪い､､､それだけでのようです。

　ひょっとして、運転手がスマホに興じていて前を見ていなかったとか、速度を超過していたとか、車両側のブレーキが点検されておらず、利かなかった､､､などの可能性はすべて考慮されないようです。

下記に、衝突動画あり。内容が内容だけに閲覧注意。