タイ国内旅行 20 チャイニャート行 ㉓
Noi川はタイを南北に流れ下るチャオプラヤ川の支川で、チャイニャート付近でチャオプラヤから分かれ、アユタヤの下流側で再度チャオプラヤ川に流入する川です。支流というより分流とでもいうような川です。
Noi川には多くの鋼製トラス橋が架橋されており、様々な塗色の鋼橋を見ることができます。
今回の投稿は3編構成で、①パターン1、②パターン2、③細かい点等です。パターン1と2は、ある条件で橋を2種類に分けています。答え合わせは③で行います。
橋の写真を撮る場合、必ず全景を取ろうとしますが、この橋の場合はこれが限界でした。
塗色は水色に白を入れたもの。日本でも大河川を渡る橋梁にありそうな塗色ではあります。
日の当たる面と陰になる面で色が変わりますが、塗色は淡青色(ライトブルー)でしょうか。
上塗りが剥げ、錆止め塗装が見えています。茶色い錆止め塗料は、鉛入りです。かつて日本でも使用していましたが、世界的流れの中で、鉛を含む塗料を使用しないような材料基準に移行しておりますが、タイではどうなんだろう。
塗色はずいぶんと退色していて、元の色がよくわかりません。
紫色(本紫)ですね…多分ですが、日本にはないんじゃないかな?ここ10年の日本の状況ってわかりませんけどね。
タイでは土曜日の色が紫です。王族の中にも紫色を自分の色としている方もおり、官公庁で紫色に塗った建物を多く見かけます。だから、タイ人においては、「変な色」ではありません。
和名だと、京緋色(きょうひいろ)というそうです。
日本でも、昭和30年代後半、東京オリンピックの頃から昭和末年くらいまではこんな色も多く使っていたなというイメージ。クラシカルな感じがします。
一般的にいえば「白」ですが、灰白色でしょうかね。
おとなしい色だし、退色が目立たない色なので、日本でもよく使われている色だと思います。
一口にNoi川に架かる橋といっても、同時期に架けられたわけではなく、20年30年という年月をかけて架橋されたわけです。最近の架橋例を見ると、鋼材の骨組み構造と塗装法/塗色は、これが主体となっているようです。
なぜか上下で色を塗り分けています。正直、意味が分かりません。屁理屈的に理屈をこねれば、中央径間にトラス橋が架かり、前後は斜路になっています。橋には全長に渡り防護柵が設置されていますが、防護柵は一般的に灰色系の塗装が施されるので、これを中央径間のトラスも含め、同じ色に塗り、トラス橋も防護柵の高さまでは、これに倣ったという、、、説。
塗色は、撫子色、あるいはシクラメンピンクが用いられています。
日本でも道路を跨ぐ歩道橋に使われている色ですね。
静岡県の由比は、サクラエビが有名で、街の中の歩道橋はサクラエビ色でしたけど、、、、
この橋の場合は、手前に写っていますが、防護柵も同色で塗られています。
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