タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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バンコク都は準備できている

 表題、バンコク都は準備できているとしていますが、唯一、準備できていないのがワクチンの供給というお話。


 これ以前に、公共保健省大臣は、ワクチンは各県に計画通り配布されている。それなのに各地の病院が、ワクチン不足を理由に接種予約を取り消したり延期しているのは理解できない、、、と発言しています。

バンコク都によれば、
1. 公衆衛生省のワクチン割り当て計画によると、バンコク都は 2,500,000 用量のアストラゼネカが割り当てられると通知を受けており、これに対応する接種計画を作成済。


2.バンコクは350,000回のアストラゼネカワクチンと150,000回のSinovacを受け取り、6/7-10で使用した。


3.会場の設営、打ち手の確保等接種の準備はできており、ワクチンが到着次第、接種を開始できる。


 上記、言わんとしていることは、ワクチンは予定数量の1/5しか受け取っていない。政府からのワクチンの配布がなく、接種を進めることができない、、、という主旨。


 一方、先週話題になったのは、社会保険番号を所持している労働者向けのワクチン会場約50カ所ほどが、月末まで急遽閉鎖になったとのこと。閉鎖理由は、会場にエアコン設備がなく来場者が疲れてしまう、また、企業側の書類に不備が多い、、、など。でも本当の理由はワクチン不足なのでは、、、ということ。これについては労働大臣が来週から会場を再開すると表明しましたが、どうなることやら。


 またワクチンが入手できないためか、7/1にワクチン接種済み海外観光客を受け入れるとしていたプーケットが、一時、受け入れ開始を8/1に延期すると表明。島民の70%以上がワクチンを接種するということを前提にした計画でしたが、島民の接種が進んでいない模様。これについては首相がサポートするということで、8/1延期案は沙汰止みなりましたが、接種の遅れは明らかでどうなることやら、、、


 上記全てについて単純にまとめると、タイで生産する予定のアストラゼネカワクチンが予定通り生産できていないということのようです。政府としては急遽、中華ワクチンを輸入したり、他ワクチンの輸入契約を進めていますが、はた目から見てワクチン不足は明らか。

https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2131675
バンコクポスト紙でも以下のような医師の意見を掲載しています。
"If you have sufficient vaccines, please say so. If you don't have enough vaccines, you also should say so and tell people when the vaccines will come."
 十分なワクチンがある場合は、その旨を伝えてください。十分なワクチンがない場合は、その旨を伝え、ワクチンがいつ来るかを人々に知らせる必要があります。