タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

豪華な道路照明

 タイの街路灯は、日本の街路灯に比べると豪華です。
 上記写真はパタヤの郊外、田舎道にあった街路灯ですが、象のモニュメントとよくわからない飾りがついています。
 何か宗教的、呪術的な意味合いがあるのかもしれませんが、道路照明として意味のあるものではなく、「こんな飾りを付けるくらいなら、1本か2本、必要なところにプラスアルファの街路灯を付けるべきでしょう、、、」と日々感じていました。

https://www.nationthailand.com/in-focus/40001977

 サムットプラカン県ではここ連日、高価な街路灯がメディアの批判を受けています。
 キンナリーというインド神話に登場する護法神を乗せ、照明ポールに呪術的な凹凸を設けたポールの道路照明は、1本95000バーツ(33万円ほど)。普通の亜鉛メッキポールの7倍ほどの単価だとか。これを6800本、今後、建てていくそうです。


 冒頭のパタヤ郊外の象も、??ですが、複雑な構造をアルミ鋳造で作る上記のキンナリー像は、製作の金型費用だけで100万バーツ以上するそうです。


 タイ仏教では道路を作るために寄進することは、最も徳を積む行為の一つとされていて、権力者なり有力者が寄進したのなら、幾ら豪華に見えたとしても、それはそれでよいのでしょうが、税金で作られるものであれば、非難の目は厳しくなるのも当然なのでしょうね。


 今回の報道の発端は、同じサムットプラカン県で飛行機の金属模型を照明に載せた街路灯が、金のかけ過ぎではないか?とメディアに載ったことからでした。しかもその道は幅が5mほどしかなく、見るからに田舎道で、しかも道の両側に道路照明ポールが立っているという状況でした。


 サムットプラカンは、今回のCovid-19第3波で、「濃い赤」に指定されている県で、県当局の不手際な対応状況に批判的な目を持つ住民が多いのでしょう、、、怒りのはけ口ということなのでしょうし、この高い道路照明費用の何割かが、、、、と思っている人も多いようです。