レンガ造/石造の歴史的建造物
2529はタイ暦で日本だと昭和61年、1986年のことです
2567は同様に2024年、今年です。
写真はチェンマイの旧市街にある旧チェンマイ城の城壁です。
写真を見る限り、完璧に復元されたものであるようです。
観光客として旧跡を訪れる時、歴史を感じたいからなので、高々40年前に作られたものを歴史的なものとして有難がっていたのか、、、騙されたと感じてしまいます。
タイの歴史的建造物は煉瓦や石造なので、パッと見、それが昔からあるものなのか復元されたものなのか、よくわかりません。
まれに50年ほど前に撮影された「朽ちた遺跡」の写真が掲示されていれば、ああこれは復元されたものなのだとわかるわけです。
もっと言うと私が見る限り、アユタヤ朝以前のタイの遺跡のほとんどは再建/復元されたものです。
いくら地震がない国とはいえ、建ってから数百年もすれば石造建造物は壊れて石材の山になります。なぜなら、王朝が変われば昔のものなどに見向きもしなくなるからです。
唯一の救いといえば、そのバラバラになった石材を再構築して寺院を組み立てれば、個人的にはOKかなと思っていますが、写真のような感じで新規にレンガで作られたとなると、これはちょっと、、、と思ってしまいます。
日本だって、各地に天守閣が「再建」されていたり、石積みが「復元」されたところはどこにでもあるわけですが、多くの場合考古学的な発掘を元に復元されたり、その再構築過程が明らかにされていて、「復元」という文字を見ることができますので、騙された感は軽減されます。
見せ方の問題なのでしょうけどね。
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