タイの洪水
バンコクを流れるタイがチャオプラヤ川の延長は意外に短く、「源流」はナコンサワンにあります。
チェンマイ方面からの川とナーン方面からの川がナコンサワンで合流してチャオプラヤ川になるからです。
今年の洪水の報道を見ていると、ナーン方面で洪水が起きているようですが、チェンマイ方面での報道は余りありません。
チェンマイは非常に広い県で、チェンマイ南部に降った雨はバンコク川に流れ下り、チェンマイ北部の雨はタイとラオスの国境を流れるメコン川に入ります。
チェンマイ北部では土砂崩れ鉄砲水の報道があり悲惨な状況ですが、この水はチャオプラヤ川には影響しないことになります。
現時点で、スコータイ当たりの川が氾濫していますが、これはナーン辺り降った雨が下ってきて、平野近くになったところで溢水しているものです。
タイの河川には堤防がないので、適宜、氾濫して川の外に水を排出しながら流れ下り、多分これからスコータイ下流のピサヌローク、ピチットと氾濫の報道がでてナコンサワンに水が来て、チャオプラヤ川に入ります。
チェンマイからの水とナーンからの水のピークがナコンサワンで重なり合うと、その下流域であるタイ中部が大洪水になりますが、今年の報道を見る限りチェンマイでの雨はそれほどでもなさそうで、下流域の洪水は例年並みかな、、、
実は9月に入ってから鳥見を行う予定であり、場所はバンコク周辺の「氾濫原」なので、水かさが増えて立ち入れない、、、というのが一番危惧するところ。
チャオプラヤ川からの氾濫はないにして、チャオプラヤの水位が上がると排水が出来なくなって水没する内水被害もあるので、ニュースを注意深く見守っているところです。
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