天体改造カメラは必要か?
天体望遠鏡にカメラを繋いで撮影しましょうというとき、二つの流れがあって、
一つには天体専用カメラ(プラネタリーカメラ)を使うか、
二つには一眼レフカメラを使うかです。
一眼レフカメラ(ここではミラーレスも含む)のほとんどが、天体用に改造したカメラ,
すなわち赤外線カットフィルターを取り除いたもので、赤い波長の領域を写し出せるカメラ
です。
なぜなのかを考えていくと、大きく見栄えのする天体には赤い天体は散光星雲と呼ばれる
ものが多く、オリオン大星雲などを撮影したいと考えた時、天体用に改造したカメラ、すな
わち赤い天体が写せかつ画像センサーの大きな一眼レフカメラ(広い範囲を写せるもの)の
需要が高い、、、、ということのようです。
ではどれくらい「見え味」が違うの?本当に改造した一眼レフカメラが必要なの?という
お話。
この観点でネットを検索すると、いろいろ出てきたのですが、まずは画像の違い。
残念ながら、カメラの機種が違いますので、厳密な比較は出来ていませんが、私的にはど
ちらも、まあそれなりにいいかなと。他の比較事例も順次見ていますが、ほぼ同じような見
解を持つ人が一定数はいるようです。
実は、オリオン大星雲は赤い星雲ですが、赤い波長の光だけではなく、星が生まれつつあ
るときに出てくる青白い光もあるので、その両方の光を受けて星雲が成り立っているので、
色合いは「好みの問題」になるわけですね。
でも、赤い星雲には、赤い光しか発していない星雲もあるので、その場合には、ゼロ100の世界で、天体改造カメラでしか写せない世界もあるわけです。
上記の比較で分かったことは、非改造の手持ちのカメラでも、そこそこの写真が撮れるの
だな、ということ。これから望遠鏡を買って幅広い天体写真の道に足を踏み出そうとしてい
るわけで、その方向性も変わりそうです。
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