タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

アノテーション

 アノテーション、Annotation。
 注釈とか脚注という意味、、、のようです。まあ、英単語としては忘れましたね。

 これはちょっと前に紹介したマルカリアン・チェーンです。
 マルカリアンという人が見つけた、おとめ座銀河団の中にある、7-8個ほどの連動して動
いている銀河です。


 この図はプラネタリウムアプリで表示されるもので、画面に出てくる明るい星や銀河や星
雲については、アノテーション、この場合は名称と大きさが表示されます。データとして記
憶されている星/銀河等を画面に重ねる形でアノテーションが表示されます。

https://hpn.hatenablog.com/entry/2022/03/04/184005

 同じマルカリアン・チェーンの写真です。
 こちらは、実際に望遠鏡を夜空に向けて、60秒ほど写真撮影し、それをパソコンに表示し
たものがベースになっています。
 現在、多くの望遠鏡で自動導入装置が組み入れられていますが、望遠鏡の据え付け精度が
悪いと、望遠鏡が対象の方向に向いたとしても、画角の中央に対象物が来ない場合があるよ
うです。


 また、銀河とか星雲/星団といっても、見つけやすいように低倍率広視野で画角を設定す
ると、普通の星と見極めがつかなかったり、同じ視野に似たような星雲銀河が沢山あって、
対象物が探し出せない場合があります。


 現在の自動導入ソフトでは、撮影された写真にアノテーションを重ねて表示する機能が持
つものがあるようです。この写真の場合だと、ボワッとした明るい銀河が二つ写っていて、
真ん中よりがM86、右の方がM84。


 世の中、便利になったものです。
 私が現役で星を見ていたころは、上下逆になる反射望遠鏡で、暗い中、星図に光を当て
て、ファインダーを覗きながら明るい星を伝って、目的の星雲/銀河に辿りつきましたが、1
時間で2-3個見るのが精一杯でした。


 今だと、自動導入とアノテーションを使えば、1-2分で目的のものまでたどり着くことが
できるようです。、、、隔世の感です。