マルカリアン・チェーン
銀河というのは、我が太陽系がある天の川銀河のように、星が何千憶個も集まったもので
す。空のある方向を見ると、天の川銀河の外にある銀河がかたまって見える場所があり、お
とめ座の方向には「おとめ座銀河団」というものが見えます。
それぞれの銀河は1000光年とか数千万光年離れていて、各々の銀河は他の銀河と関係な
く、大宇宙に浮かんでいるものです。
「おとめ座銀河団」の中には、1960年代にアルメニアの天文学者、マルカリアンにより発
見された、マルカリアン・チェーンと呼ばれる一団の銀河があります。
地球から5000~6000万光年(光の速さで5-6千万年かかる距離)ほど離れている7~8つの
銀河が、チェーンのように並んで見えています。
これら一団の銀河は地球から見てほぼ同様な運動をしていて、単に同じ方向に見えるだけ
ではなく、「仲間」の銀河なのだろうと言われています。
8つの銀河の中には、メシエカタログに含まれるM84、M86の大きな銀河もあり、上手く
構図を考えると一団の銀河が一緒に写せるので、望遠鏡が来たらぜひ試してみたいものと思
っています。
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