T2アダプター
T2アダプターという名前自体は、実際のところ50年前から知っていましたが、
実際に手にしたのは、今回の一時帰国で購入したのが最初。
50年前も今でもそうですが、天体の写真を撮ろうとする時、カメラ用レンズは高価だし
焦点距離の長いものがなかったため、望遠鏡にカメラ本体を接続して写真を撮っています
この時に望遠鏡とカメラ本体を繋ぐものがT2アダプターです。
私の場合、鳥用に焦点距離の長いレンズを持っていて、これを星用に流用すればいいのですが、問題点として、星用としてはレンズが若干暗いということ。
上記はズームレンズで焦点距離が100~400㎜、明るさはF4.5~5.6。
明るさは焦点距離ごと変わり、
100㎜でF4.5
135㎜でF5.0
180㎜辺りだとF5.6になり、明るいといえば明るいのですが、現時点での手持ち望遠鏡
よりは暗いものではあります。
ということで、T2アダプターを購入して、手持ち望遠鏡につなげたものが上記。
T2アダプターはカメラと望遠鏡を繋ぐ長さ5㎝程度の黒い円筒形の部品です。
この小型望遠鏡は、焦点距離180㎜でF4.5。
前に並べた数字と比較すると、レンズの絞りでいうと2段くらい明るい数値になります。
暗い天体を撮る時には大きな武器になります。
実際にピントが合うか確認しましたが、最も遠い景色でもピントが合いましたから、
星でも合うでしょう、、、
前の事例は上記写真の下側の望遠鏡ですが、上側の望遠鏡だと焦点距離280㎜、F3.9。
非常に明るい撮影機材になります。
上記の焦点距離180㎜の望遠鏡を用いて、大マゼラン雲を手持ち天体カメラで撮ると左、
Sonyカメラで撮ると右になります。
天体カメラだと大マゼラン雲の周辺に散らばる小さな天体が入りきりませんが、
Sonyだとフルサイズセンサーなので漏れなく写せる、、、という利点もあります。
得意不得意の天体対象がありますが、撮影の幅が広がることになります。
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