タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

昨晩の星見

 月が替わって寒さが厳しくなり、気圧配置が変わったためか、従前は夜半から晴れ出していたものが、昨晩は夜前半に雲がなく、夜半から雲が出始めるという感じでした。


 ただし、目立った雲がないというだけで、肉眼では2等星くらいが見える程度で、全体的に白茶けた空であり、以下はパタヤの強烈な光害を免れるため、多くの光を除去するフィルターを使っていて、星を浮かび上がらせています。全般的に露光不足の感があります。

 惑星状星雲であるみずがめ座「土星状星雲」 NGC 7009、Caldwell 55。


 惑星状星雲は太陽程度の質量をもつ星が、一旦地球の軌道程度まで膨れ上がり赤色巨星となり、その後、恒星終末に向けてガスを四方に放出して縮んでいく際、中心に残った元の星の核(矮星)から強烈な輝線スペクトル光線が放出され、放出されたガスを色鮮やかに照らす星雲です。


 この星雲は最初期に見つかった惑星状星雲で、鍔のような突起が左右に見られることから「土星のように見える星雲」として固有名詞が付いたもの。


 撮影した写真でも上下方向にわずかな突起が見えます。
 惑星状星雲は明るいため、焦点距離を長くしてもよく見えると言われる対象なので、次回はΦ127㎜L1500㎜で拡大した姿を狙ってみたいと思います。

ハッブル宇宙望遠鏡による土星状星雲

 ちょうこくしつ座の棒渦巻銀河 NGC253(C65) 距離1100万光年
 スターバースト銀河、和名:爆発的星生成銀河というもので、銀河内で猛烈な勢いで星が生成されています。

 ちょうこくしつ座の棒渦巻銀河 NGC55(C72)  距離750万光年
 日本から見える銀河ではアンドロメダ座銀河、さんかく座銀河に続いて明るく見えるもの。ただし、東京では高度15度と低く、10分程度の露光で見られるのは南国パタヤの特権。

 きょしちょう座NGC288球状星団 2万9千光年
 実際は小さな星が球状に集まっていますが、パタヤだとこの程度が限界。
 光害を防ぐために多くの光を除去するフィルタを使っているために細かい星を浮かび上がらせるに至っていません。カンボジア国境などの空の暗い辺りに行かないとムリそうです。