タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

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棋聖戦番勝負第1局

 痺れました。
 振りごまの結果、藤井七段の先手番。誰もが藤井七段の得意戦法である角換わりを選択すると思ったのではないかと思いますが、七段はあえて渡辺三冠が得意とする矢倉を選択。
 どういう気持ちだったのか、勝負に勝つのなら角換わり、試合に勝ちたいのなら矢倉。
 局後のインタビューで「今日は矢倉で勝負したい、、、」と初めから決めていたとのこと。

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 対局は綱渡り状態で、わずかなリードを藤井七段が確保して終盤までもつれ込み、ABEMA解説者の郷田九段は、藤井七段がわずかにリードをしているのに、後手渡辺三冠の勝ちを宣言。この段階で七段の残り時間は10分、渡辺三冠は1時間以上。


 藤井七段の勝負手(相手を惑わせる手)に三冠が戸惑い、長考。持ち時間が並び、三冠の時間がどんどん削られていきます。先に1分将棋(1分以内に指さないと負け)になったのは渡辺三冠、、、、。最後21手詰みになって、三冠投了。


 なんかどっかで見たことあるなと思ったのは、私だけでしょうか?


 先週の永瀬拓矢二冠を藤井七段が破った将棋、戦法は相掛かりと、今日と異なるものでしたが、終盤まで綱渡りが続いたのも、最後持ち時間が逆転して相手側が秒読みに追い込まれたのも今日と同じ。見る側はいつもと同じハラハラドキドキですが、最後は藤井七段が持ち前の終盤力を発揮して、しっかり勝ち切るいつもの藤井七段ではありました。


 自分が段々、年齢を重ねてきたわけで、これから飛躍的に何かが伸びるということは、期待できないわけです。


 今月は、藤井将棋の1か月になるわけですが、自分がもうできないものを、藤井七段に求める、、、という気持ちで見ています。