タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

王位戦第2局



 いやー堪能しました。
 初日、若干不利な状況で藤井七段が封じ手。


 後手番で、藤井七段としては若干勝率が低い相掛かり。相掛かりって、先手有利で先手が細い道筋を間違えなければ先手の勝ちというもの。木村王位はその細い細い道筋を間違わずに進み、本当に小さく小さく差を広げていきました。


 二日目の夜7時過ぎごろには、藤井七段が絶対的に追い込まれ、唯一の光明は時間差がどんどん詰まっていくことくらい。


 でもやっぱり、最後は時間勝負なんですかね、秒読みに追い立てられ、4二歩と王位が打って逆転。そこからは藤井七段がすべて最善手、王位は時に大きく踏み外し、逆転からわずか20分ほどで投了。


 冒頭の記事の言葉にもありますが、「この将棋まで勝つのか、藤井聡太・・・」


 二日目の夕方まで見ているのがつらい内容でした。
 しかし、さすがだと思うのは藤井七段が全く諦めているように見えないこと。
 淡々と指していて、最後、残り時間10分を切ってからは自分の時間は減らさずに、勝負手というか判断を要する手をぶつけていって、木村王位の時間が無くなるのを待ち、悪手を誘うというもの。


 解説の郷田九段曰く、なかなか土俵を割らない将棋。


 木村王位は47歳、、、見かけは私より年齢が上の風貌で、最後、ハンカチを握りしめて指している姿を見ると、何となく応援したくなる気分にも。