タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

王位戦第1局

 見る将として30年以上のキャリアがありますが、2日制のタイトル戦を初日二日目と通しで観戦したのは初めてでした。


 初日が終わった段階で、藤井七段の優勢という状況。封じ手がちょっとした話題に。

 2日制が初めての藤井七段には、谷川九段が30分以上かけて、封じ手の仕方をレクチャーしたとか。封じ手は記録係が手書きした駒配置上に、赤ペンで次の一手を書き込むものですが、記入の方法、封筒への入れ方、封筒の閉じ方に決まりごとがあり、間違えると大変なので。


 実際の対局では、木村王位が封じ手を行ったので、藤井七段は外側の封筒にサインをして封じるだけでした。
 この際、脇息を台にしてサインをした、、、所作が、格式のあるタイトル戦にふさわしくないなどとネット上では大騒ぎ。


 ただ、脇息の使い方として、古来から書見の台にしたり、小さな机替わりにするなどがあった、、、とフォローする人もありと、何をやっても話題になるということでしょうか。


 初日、早い段階の44手目が木村王位としての敗着であったようで、その後ズルズルと藤井優勢に。初日、封じ手は上の写真にあるように、角が斜め目に盤を横切って藤井飛車を取るというもの。終局時のインタビューでも「こんな手しかなかった」との発言も。


 二日目となる今日、前日の藤井優勢の状況は続いたものの、最後の詰む摘まないのところでは、AIもなかなか最前手を示せないくらいの混戦状態。一歩間違えると木村優位に転じる攻防で、王位としての意地が垣間見えた感じでした。


 藤井七段はこれで棋聖戦第1局と第2局、王位戦第1局と、タイトル戦3連勝。


 タイトル戦7連勝という藤井猛九段の記録があり、棋聖戦第3局で渡辺棋聖からタイトル奪取すれば、そのままの勢いで王位戦も4連勝して通算7連勝のタイ記録になるのではと、気の早い人もいるようです。


 次は来週月曜日の順位戦橋本八段戦、7/9の棋聖戦第3局。見る将としては気の抜けない日が続きます。