タイランド湾を見て暮らす・パタヤコージーライフ

Pattayaでのリタイヤライフです。旅行/日常生活/ゴルフ/鳥見/タイ語学習

Prasat Ku Phanna

Prasat Ku Phanna 、クメール遺跡で別名「Arokayasala 17」
Prasatは寺院という意味なので、少なくとも現時点では寺院的な扱いになっていますが、
もともとはArokayasala。
アンコールワット付近に都を構えたクメール帝国が、支配地に道路を通し、
一定区間ごとにArokayasala、施療院(英語だとNursing Home)を設置し、
旅行者の健康管理した場所。
タイ国内に百数十カ所あると言われ、ここは17番目のもの。


実際には湧き水があって沐浴等が出来、仏僧という当時としては知識人が常駐して
施薬なり祈禱なりで健康を回復させたものなので、寺院と言って差し支えないのでしょう。

途中、少雨があり、現地に着いたのは9時半過ぎ。お祀りの最中。
女性ばかりがゴザに座っており、男性陣は後方、また、カメラ後方に屯しています。

遺構として原型を最も保持しているのが「正門」。
屋根は石積みアーチで出来ていて、見る限り完全な形で残っています。


画面左に通路が見えていますが、今日は遠慮した方がいいかな、、、

内部。石塀は四周に残存していますが、一部は上部が欠けていて、物理的にはここからも
入れます、、、でもまあ、大概の遺跡で壁の上も神聖な場所であり、壁の上に載ることも✖。

祠堂を正面側(写真左)から見ています。
この建物も、本来は石積みアーチで屋根があるはずですが、残っていません。
Arokayasalaは非常に短い期間に、帝国内で整備されたもののようで、図面は一つ、
どこのArokayasalaも間取りは同じです。


この祠堂は崩れ落ちたものを組み直したのか、屋根の部分のみが崩れ落ち、
それを撤去したものなのか、不明。前者の可能性の方が高さそうです。

池の周りは階段状になっていて、多くの人が水浴びなり、口をそそいでいたのでしょう。
インドでは今でも見る風景です。

結局、塀の外を1周廻ってここは終了。
旅の4日目。
次のイーサン旅行のテーマは最初に戻って「クメール遺跡」にしようと考えていて、
であればその時に再訪すればいいと、、、いつになるかは不明。